無秩序の中の正義『改造人間ロギイ』
- 2020.04.06
- 2011-2015
ジャンプには馴染めなかった全11話。
キャラとノリは割と好き。強いけど面倒事を起こす主人公とそれに巻き込まれる助手が良いコンビ。だけど掲載順位はすぐに後方へ。ジャンプっぽくなかったのが原因かな。時代によってはもっと好かれたと思う。
少女を奪還する話で一時的に上位へ。面白ければ打ち切りコースに入っても復活することを証明。
守りたくなるような少女……っていいよね。
ただ当時のジャンプは早々に切る傾向にあったので、序盤でしくじるとどのみち厳しい。
絵は個性があったし、サイコパスっぽいのが平然と出てきたりと、尖ってる部分はグッド。若い才能って感じ。終盤のピンチに軽いノリも割と好み。危機的状況と笑いは相性がいい。
連載は2015年13号から24号まで。単行本は全2巻。2巻には読切版『改造人間ロギイ』(週刊少年ジャンプ2011年8号掲載)も収録。
作者、三木有は当時おそらく17、18歳。あとがきを読む限り大学生だったようだ。
あらすじ:
自ら手術を受け、改造人間になる者が増え続ける近未来。法律も警察も対応できない無秩序な世界で、改造人間相手の事件を請け負う正体不明の男がいた。彼の名はロギイ、通称“処分屋”。その目的とは一体…!?
引用:集英社/週刊少年ジャンプ2015年24号
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