【パートスリーズ】西尾維新×河下水希の読切

【パートスリーズ】西尾維新×河下水希の読切

西尾維新といつまで経っても『いちご100%』の人と言われる河下水希がタッグを組んだ形。

内容的にはミステリーと可愛さを融合させた感じ。西尾維新らしい物語性とキャラクター、そして言い回しが楽しめる。

掲載は週刊少年ジャンプ2018年2・3号。この年はジャンプ創刊50周年でもあった。

 

読切で、しかもページ数が限られているなかで(30ページ)、よくまあこれだけキャラクターの魅力が溢れてるなと感心。

初登場の時点でキャラ紹介は必須だし、推理ものなので必ずプロセスとオチが必要になる。それもロジカルなものが。西尾維新といえば文章量が年々長くなっていってる印象だけど、30ページでよくまとめられてる。ただし少年漫画としては文字数はめちゃくちゃ多い部類。キッズ向けではないとは思う。

『スリーキラー』の正体がマイルドでオチも恋愛に寄っている。ラブコメ作家との相性を考えた形か。まあ学園ものでもあるのでこれぐらいの落としどころになるのは西尾維新にとっては普通なのかもしれない。『めだかボックス』もなんだかんだ人は死んでなかったし(死んでいるキャラはいたが

『三つ編み』のオチも個人的には良かった。掃除とのかけあわせ的に有りだし、「いたずらっこ」が布石だったということが後でわかるようになっている。これは推理要素があったということでもある。読み返したときに納得できるミステリーは良いミステリーだ。良いミステリーは無くならない。

 

このふたりが割と好き。

メガネはマッドサイエンティストに見せかけて人命優先。

右の子はメガネの右腕っぽい感じでボディガード的な存在でもある。クールっぽいんだけど、「絶対笑ってましたもん!」なシーンがあったりとギャップがいい。

読切なんだけど、個性がしっかりとある。それぞれが生きてるって感じ。

 

 

集英社/週刊少年ジャンプ2018年2・3号